働く高齢者の壁”在職老齢年金”見直しへ。働いて一定の収入がある高齢者の厚生年金が減らされるという制度だ。厚生労働省がこれを見直すという。現在は、65歳以上は、賃金+厚生年金となっている。月50万円を上回ると、年金受給額が減らされる。50万円からオーバーした金額の半分を年金額から差し引くことになる。この場合、年間では年金24万円の減額となる。在職老齢年金制度で減額となる人は全体の2割り程度。深刻な人手不足が背景がある。現状の制度のままだと高齢者の働き控えを生み出す。緩和の方向で見直しを検討している。現役世代の負担が増えることになる。財源は圧迫される。将来の受給世代の給付水準が下がる。来年の通常国会で法案提出を目指すという。