立憲民主党の枝野幸男前代表はきょう、「人間中心の経済」という言葉を掲げて、代表選挙への出馬を表明した。代表選挙は、自民党総裁選とほぼ同じタイミングの来月23日に行われる。枝野氏は、民主党政権で、官房長官を務め、震災・原発事故対応にあたった。野田元総理は、政権交代から3年で下野するきっかけをつくった張本人だが、地元議員から代表選挙への出馬要請を受けた。野田元総理は、出馬については現時点で、熟慮したいとしている。現職の泉健太代表は、再選への意欲を示している。枝野氏は、野党共闘で臨んだ3年前の衆院選で、議席を減らした末に、代表を退いた。枝野氏は、地元・埼玉での演説後、幅広い国民の不安などに寄り添える政党になっていかなければならない、民主党政権での経験が自分の財産であり、自信をもって訴えていきたいなどと話した。