立憲民主党の代表選挙まであと4日。候補者の4人は与野党の一騎打ちの構図を目指していて、2つの政党との関係が鍵となる。まずは日本維新の会との関係。野田元総理大臣は「穏健な保守層まで取りに行くべきだ」として連携強化に前向きな姿勢。枝野前代表は「包括的な連携は難しい」、泉代表は「維新は独自で選挙を戦う思いが強い」、当選1回の吉田晴美議員は「選挙が終わったとしても協力できない」とそれぞれ慎重な姿勢。一方で共産党については4人とも一定の距離を取っている。前回の衆院選で選挙協力を進めたことで自民党などから“立憲共産党”と揶揄され議席を大きく減らしたことなどが背景にある。現状では立憲が単独で過半数の議席を獲得するのは難しく、新代表は手腕が問われる。