自民党新総裁就任から一夜、石破総裁がまず向かったのは連立を組む公明党。石破総裁は「公明党との政権をこの先も守っていくため、可能な限りの手伝いをしていく」と述べた。石破総裁は「1年以内に国政選挙や東京都議会選挙をはじめ多くの選挙がある」と話し、「自公政権の維持のため力を尽くす:と訴えた。「総力結集内閣」を作ると話す石破総裁は、大臣や党役員の人事に本格的に取りかかり始めた。共に総裁選を戦った8人については「最もふさわしい役職にお願いする」と話していたが注目の人事も明らかになってきている。総裁選の敗戦後「自分ができることを全力でやる」と話していた小泉進次郎元環境大臣だが、石破総裁は党の4役の1つである選挙対策委員長に起用する意向を固めた。林官房長官と森山総務会長についても要職での起用を検討。立憲民主党・野田佳彦代表は「石破さんも残念ながら立候補を表明した時と比べると政治改革の姿勢が後退している」と話したうえで、来月1日に召集される臨時国会での予算委員会の開催を改めて求めるなど石破内閣との対決姿勢を鮮明にしている。