参院選の争点の一つ、物価高対策に含まれるコメについて。新潟選挙区に応援に入ったのはコメ担当大臣こと小泉農水大臣。令和のコメ騒動が続く中での選挙戦でコメの価格をどこに落ち着かせるのかは消費者と生産者、双方の大きな関心事となっている。コメ5kgの小売価格は銘柄米では4290円と高止まりしているが、小泉大臣が大量放出を決めた備蓄米を加えれば3672円となっている。ただ、備蓄米の放出はあくまでも緊急措置。今回の選挙で自民党が掲げるのは増産。小泉大臣は「生産者の皆さんが安心して増産にも取り組める、安心してお米を買える、そういった方向に必ず両立させていく」などと述べた。立憲民主党も減反によってコメの生産を抑えてきた“自民党農政”からの転換を訴える。立憲民主党・野田代表は「農政の転換を図るための参議院選挙」などと述べた。コメ作りの現場からは戸惑いや不安の声が上がっている。農業法人「中森農産」の中森社長は「増産といっても生産能力を高めるとなると時間がかかることなので…」とコメントした。