自民党の高市早苗総裁は昨日午後、鈴木幹事長ら新執行部とともに野党へ挨拶に回った。自民党派閥の政治資金事件に関与した議員の要職への起用を批判している立憲民主党に対しては、政治資金収支報告書に多額の不記載があった萩生田幹事長代行を「傷ものが1人」と紹介する一幕もあった。また国民民主党への挨拶では、国民民主党側が「年収の壁」の引き上げやガソリン暫定税率の廃止に関する自民・公明・国民の3党の幹事長合意を守るよう求めると、高市総裁から「御意」という一言があったという。これに先立ち昨日午前、立憲民主党は国民民主党と幹事長会談を行い、首相指名選挙で野田代表への投票にはこだわらないことを伝え、野党統一候補の擁立に向けた連携を呼びかけた。