坂出市では塩田の跡地を利用して鮮やかな赤紫色の皮が特徴の「金時いも」が夏に大規模に栽培されていて冬の「金時にんじん」や「金時みかん」と合わせて「坂出三金時」と呼ばれている。坂出市の金時いもは一般的なさつまいもより早い時期に出荷されることから、「早掘りかんしょ」とも呼ばれ、ほくほくとした食感とさっぱりとした甘さが特徴だ。小原啓二さんの畑では今月5日から収穫が始まった。小原さんによると、ことしは日照不足などから初めは、やや小ぶりだったものの今後は回復が期待できるということで地元のJAでは平年並みのおよそ880トンの出荷を見込んでいる。坂出市の金時いもの収穫は9月ごろまで続き11月ごろまで関東を中心に出荷される。