サポートハウスで暮らして20年以上になる森さん(75歳)は50代で勤務先を早期退職し、サポートハウスの運営を手伝ってきた。耕作放棄地を借り、野菜を育てる畑にしたことも。元学校教師の住人、平山さん(72歳)は畑仕事を手伝っている。かつての教え子に山本さんの息子がいる。定年退職後、生き甲斐を失うと、山本さんから「サポートハウスに来ないか?」と誘われた。住民たちが床に就くと、山本さんにとって貴重なプライベートの時間で、平山さんが話し相手になる。だが、平山さんにガンが見つかり、つばささんの部署異動の問題も解決しなければならなかった。掛け合う先は労働局で、おっさんは資料作りを担当。会社の言い分、つばささんの事情、その経緯が整理された資料を携え、石川労働局へ向かった。