中室さんは「自然災害があったときに『子どもたちの教育に悪影響があった』と示す論文は実は少なくない。直近だとコロナが子どもたちにすごく悪影響を及ぼしたという研究がたくさん出ているんですが、中でもとりわけ日本はその被害が非常に軽かった国と言われている。理由は初動で行政やNPOなど子どもたちを支援する団体が力を結集しているというところが非常に大きいと思う」などと話し、柳沢さんは「子どもたちは大人が思う以上にたくましいと感じた。とはいえ繊細なので、きめ細かいケア・サポートが必要になる。そういうのは民間のほうが得意分野だと思う。ところが人手不足や運営にかかる費用の問題もあるので、大切なこと・国がやるべきことは支援する人たちを支援すること」などとコメントした。