候補者“乱立”の可能性も浮上する自民党の総裁選挙は、推薦人の確保や出馬表明の時期が焦点となっている。あさって記者会見を開き、立候補を表明する見通しの小林鷹之前経済安全保障担当相は、新潟県で記者団の取材に応じた。関係者によると、立候補に必要な推薦人20人をすでに確保している。また、河野デジタル相は、所属する派閥のトップ・麻生副総裁から出馬の理解を得て、推薦人を確保できるめどが立ったと見られる。一方、かねて総理大臣への意欲を示す茂木幹事長は、石川県での記者団の取材に、出馬についての明言を避けた。こうした中、解散を決めている岸田派が来週20日に会合を開くことが取材でわかった。総裁選の対応などを協議するとみらる。岸田派では、林官房長官が周囲に立候補の意向を伝え、上川外相も推薦人集めを始めている。