外国人観光客に人気の川越で今注目されているのが、しょうゆ専門店「金笛」。和食ブームもあって、伝統的な日本のしょうゆが今、注目されている。200年以上の歴史を持つ金笛しょうゆは、伝統的な木桶でのしょうゆ造りを今も守り続けている。伝統を未来につなぐため5年前、しょうゆを生かした料理やスイーツを味わえる飲食店と、工場見学を組み合わせたしょうゆパークをオープンさせた。すると、ここにも毎月200人以上の外国人が。この日やってきたのはイギリスからの観光客、ファリーダ。社長自ら英語で説明するイングリッシュツアーが、海外のSNSで話題になっている。明治時代から使われている原料庫でしょうゆの造り方を学ぶ。蒸した大豆といった小麦を混ぜ、そこに発酵を促す種こうじを加える。3日間寝かし、塩水を加え、木桶に入れ、発酵・熟成させる。100年以上前からある木桶が今も現役。そして最後はお待ちかね、素材や熟成期間の異なるしょうゆの食べ比べ。白身魚との相性がいいしょうゆ「初しぼり」の味に感動する英国人のファリーダ。しかし一番気に入ったのは、黒糖を組み合わせたスイーツ用のしょうゆだった。かなり気に入ったらしく、しょうゆソフトクリームのおかわり。家族に向け、ビデオレターの撮影も始めた。日本の最新技術から伝統まで。工場見学人気はまだまだ続く。
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