日銀は先週の金融政策決定会合で、マイナス金利の解除を見送り、大規模な金融緩和策の維持を決定した。今日公表された会合の主な意見によると、委員からは「マイナス金利解除を含めた政策修正の要件は満たされつつある。物価安定目標の達成が現実味を帯びてもきている」など異次元緩和の正常化に前向きな意見が相次いだ。また委員からは「能登半島地震のの影響を今後1~2か月程度フォローし、マクロ経済への影響を確認できれば、金融正常化が可能な状況に至ったと判断できる可能性が高い」といった意見も出た。3月・4月会合で日銀がマイナス金利の解除に踏み切るかが今後の焦点とみられている。