円安を容認しないアメリカ・トランプ前大統領の発言が円急騰の材料になったとみられる。きのうの円相場は一時、2円以上円高が進み、1ドル=156円台前半まで急上昇した。為替介入が行われたとされる12日につけた157円台を上回る1か月ぶりの円高水準。きのう、河野デジタル大臣が円安是正のため日本銀行に政策金利の引き上げを要求したという報道も、円高を加速させる要因の1つだという見方がある。更に専門家は、すでに今年の最安値から5円以上円高となっているこのタイミングで、日銀がまた為替介入を行うのではないかと懸念している。