高市内閣の牧野京夫復興相に話を聞いた。牧野大臣はこれまでに国土交通副大臣などを歴任。就任後1ヶ月で、岩手、宮城、福島を訪れ、被災した地域の声に耳を傾けている。大臣就任から2日後、初めて訪れたのは福島。原発事故の影響で避難した住人が戻っていない地域もあるが、長期化する復興を着実に進めていきたいと話す。震災の翌年から東北3県に設置された復興局は、来年度から東京の復興庁に機能が移ることになっており、住民から不安の声が出ているが、牧野大臣は「共に解決していく努力をしていく」などと話した。牧野大臣は防災庁の設置準備担当も兼務しているが、自治体のニーズを汲み取ることができる体制を整えたいとしている。
