「マグロの王様」とも言われるクロマグロ漁獲枠が増えることになった。乱獲により数が減り、国際的に厳しい漁獲規制がとられていたクロマグロ。10日に北海道・釧路市で開かれていた国際会議で、日本の近海を含めた太平洋でのクロマグロの漁獲枠を、大型魚(30キロ以上)はこれまでの1.5倍、小型魚(30キロ未満)は1.1倍に増やすことで合意したという。小型のクロマグロの漁獲枠増は、2015年に規制が始まってから初めて。クロマグロの資源量はここ数年で急激に回復していて、日本は漁獲枠を大幅に増やしても資源量が一定程度確保できると主張していた。