父親リストはメジャー独自の産休制度。家族の出産に立ち会うため最長3日間チームを離脱できる。これまでにダルビッシュ有投手など多くの日本人選手も活用。川崎宗則さんも父親リストを活用した1人。ブルージェイズに所属していた2013年、長男の誕生の際、父親リストに登録されたという。もう生まれると連絡が入った時には約1800キロ離れた遠いところにいたという。試合に出たいと監督に言ったら怒られ、野球より大事だと説得されたという。当時はメジャーに昇格してすぐで3日間も休んだらマイナーに落ちるのではないかと迷いもあったという。野球選手である前に1人の人間とアメリカで学んだなどと川崎宗則氏は話した。約6時間のフライトでトロントに戻るも到着したのは長男誕生の1時間後。それでも3日間家族との幸せな時間を過ごすことができたという。2011年に導入された父親リスト。今や多くの選手が活用しているが、アメリカのプロスポーツで導入されているのはメジャーリーグだけ。