法務省は昨年度、妊娠中に収容された女性受刑者の出産・育児を支援する取り組みを試験的に始め立川拘置所に育児室を整備し対象者を移送することにしている。この取り組みで受刑者1人が出産したことが分かった。比較的簡単な刑務作業や社会復帰に向けたプログラムなどを受けながら助産師のサポートを受け子どもと一緒に過ごしているという。法律では女性受刑者は1歳6か月まで施設内で子どもと過ごせるとされ受刑者の出産例もあった。しかし施設内で育児をした例は2011年以降3例のみですぐに親族や乳児院に引き取られるケースが多数だった。