石破内閣が発足したあと初めての国政選挙となる衆議院議員選挙が、きょう告示され、各党の党首らが第一声を上げた。政治への信頼回復に努めるとしたうえで実績や政権担当能力を訴える与党に対し、野党は自民党の派閥の裏金問題などを争点に政権交代を目指している。今回の選挙は一票の格差を是正するため、小選挙区を10増10減する新たな区割りとなってから行われる初めての衆院選で、465議席を各政党各候補が争う。自民党の派閥の裏金事件を受け、政治不信が広がる中、政治とカネ、物価高対策をはじめとする経済政策などが主な争点となる。勝敗ラインについて、与党は自公で過半数の233議席を掲げる一方、野党は自公の過半数割れを目指している。