被爆80年を迎えた長崎県だが、長崎平和祈念式典では福山雅治さんが手掛けた「クスノキ」を子どもたちが歌う様子が見られた。このクスノキとは原爆で焼かれながらも再び芽吹いた奇跡の被爆樹木となっている。福山さんは祖父母や父が原爆の日を長崎で迎えていることから過去の歴史と向き合わざるを得ないと話している。構想に24年という時間をかけて生み出した平和の曲となっている。2020年には長崎クスノキプロジェクトを立ち上げ被爆樹木の保全に携わってきたが、戦後80年を迎えた今年は原爆投下直後の長崎を舞台にした「長崎-閃光の影で-」が公開され福山さんは主題歌プロデュースなどに携わった。福山さんは僕一人で何かやったわけではない、平和・日常を継続させていくためみなさんが自由意志で自発的に行動されたことの結果と振り返った。8月9日に行われたV・ファーレン長崎の試合にも登場し、この1日が平和だと訴えた。そして、9日の夜には世界に平和への願いを届けるために「クスノキ−500年の風に吹かれて−」を5000人と歌い上げた。福山さんは「クスノキ」は山王神社のクスノキのように長く広がってほしい、一緒に音楽でつながれる日を楽しみにしていますと話している。
住所: 長崎県長崎市幸町6-12