原爆投下から80回目の8月9日を迎えた被爆地・長崎。浦上天主堂では早朝から被爆者や市民が追悼の祈りを捧げた。今年の平和祈念式典には94の国と地域の代表など約4000人が参列。長崎市の鈴木市長は平和宣言で「対立と分断の悪循環で各地で紛争が激化している」と指摘した上で「長崎を最後の被爆地とするためには核兵器廃絶を実現する具体的な道筋を示すことが不可欠」と訴えた。式典ではこの1年間に新たに死亡が確認された3167人の名簿が奉安され、長崎の原爆の犠牲者は20万1942人となった。
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