海洋技術を学ぶ高校生を乗せた実習船が1か月余の太平洋での実習を終えて長崎港に帰港し、きょう下船式が行われた。帰港したのは長崎市にある県立長崎鶴洋高校水産科の3年生10人。高校では毎年水産科の3年生を対象に遠洋航海の実習に取り組んでいて、生徒たちは先月1日に長崎港を出港し、マーシャル諸島の東の海域からハワイの南の海域でマグロのはえなわ漁を学んだ。下船式では実習船の十時博一船長が「操業実習では自分と大きさの変わらないマグロの処理や54名分の食事の準備などいままでにない経験をしたと思う。この船で学んだことが今後の力になってくれると思う」と述べた。続いて生徒を代表して、エンジンの整備などを学ぶ竹林要さんが「当直や操業など将来に役立つ有意義なことばかりだった。学んだことをこれからの学校生活や将来に生かしていきたい。」と挨拶した。
住所: 長崎県長崎市