大相撲の興行は本場所と巡業の二本柱で成り立っているが、本場所と本場所の間に行われているのが巡業。朝9時、呼び出しの太鼓が鳴り響き、「藤沢場所」が始まった。この日は約5400人が訪れ満員御礼。会場に入ると朝稽古が公開されていた。普段は部屋ごとに稽古する力士たちが巡業では一緒に稽古をするのが見どころ。春場所優勝し、大関に復帰した霧島も稽古に励んでいた。そして両横綱の姿もあった。地方巡業では本場所にはない催しものが行われる。美声自慢の力士が歌う「相撲甚句」や「しょっきり」という相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する。髪結の実演や、地元の子どもたちが力士に挑戦する「わんぱく相撲」も行われた。地方巡業の魅力は力士との距離の近さ。写真撮影やサインに応じてもらったり素顔の力士たちと触れ合うことができる。最後は幕内力士16人によるトーナメント戦。地方巡業でトーナメント戦が行われるのは珍しいこと。今回は王鵬が優勝した。
