きょうのニュースは「フーシ派参戦、紅海の“重要海峡”封鎖懸念」。28日、イエメンにある親イラン武装組織「フーシ派」がイスラエルへミサイルを一斉発射した。フーシ派は「すべての戦線における『侵略』が終わるまで作戦を継続する」と、事実上の参戦を表明した。フーシ派は勢力圏としている紅海で、ここ数年タンカーや商船などを攻撃してきた。今回の参戦で、紅海における情勢不安が一気に高まった。中でも紅海の要衝とされる「バブエルマンデブ海峡」の封鎖が懸念されている。こちらもホルムズ海峡同様「海上交通の要衝」といわれ、世界の海上原油輸送量の10%以上が通過する(国連貿易開発会議)。ホルムズ海峡の事実上の封鎖後は、 迂回路としても注目されていた。日本船主協会の長澤仁志会長は25日の会見で、「通常よりも大幅な迂回ルートを検討する必要がある」と発言している。迂回ルートは喜望峰を通ってスエズ運河に回るもので、本来のホルムズ海峡を通過するルートより2.5倍の日数がかかるという。またスエズ運河は満載の大型タンカーが通れず、1回で運べる漁が減ってしまうことになる。中東研究センターの遠藤健太郎主任研究員は「原油価格がさらに上昇する可能性がある」と指摘している。
