三島高校書道部は創部60年以上で、女子15名男子2名で活動。花音さんは部長を務めている。四国中央市は紙の街とも呼ばれ、17年連続で紙の出荷額が日本一。書道教室も多い。花音さんの練習を見てみると、ひたすら「一」の文字を練習していた。書道パフォーマンスではパフォーマンスしながら書をしたためるため立ったままひたすら練習。平日は2時間、大会前の休日は8時間書と向き合っている。書道パフォーマンス甲子園は1チーム12人以内で、音に合わせパフォーマンスしながら書の作品を書き上げる。使う道具は基本的に自由。色の制限もなく4m×6mの紙に6分以内で作品を完成させる。書道部門とパフォーマンス部門に配点は100点ずつ。三島高校は「共鳴」をことしのテーマに掲げた。三島高校はダンスコーチがいないため振り付けも自分たちで考える。花音さんたち3年生の3人は幼稚園からの幼なじみ。書道パフォーマンス甲子園地区予選では激戦区といわれる四国ブロックを1位通過した。本番2週間前の練習で顧問の福本先生は書に厳しいダメ出しをし、部員たちは翌日から紙面構成や色の見直しをした。そして迎えた書道パフォーマンス甲子園当日、地区予選を勝ち抜いた21校が出場した。