長野県警察本部によると、今年7月~8月に県内の山で遭難した人は154人で去年の同じ時期と比べ29人増加し、過去10年間で最多となっている。この内6人が死亡し、去年の同じ時期より9人少なくなった。一方でケガをした人は去年より22人増えて75人となった。遭難した人の7割以上が50代以上だった。遭難した原因については転倒が44人、疲労が36人、転落・滑落が28人だった。遭難が増えた背景について警察は、厳しい暑さで体力を奪われたことなどが影響したのではないかとしている。警察は日没が早くなる秋山シーズンを前に、ヘッドライトや防寒着などの装備を整え実力にあった山に挑戦するよう呼びかけている。