鹿児島・指宿市で古民家料理店「Bokko ひなた」を夫婦で営む善久さんは、高校卒業後に大阪の調理師学校に進学した。卒業後は大阪で修行したが都会の喧騒に疲れ、24歳でふるさとの指宿市に戻った。地元の国民宿舎の調理担当として働き、25歳で中学校の後輩だった明美さんと結婚した。仕事が忙しく、子どもたちと過ごす時間はなかった。事務職に異動になり憂鬱な日々を送っている時、自分の店を持つという若き日の夢を思い出した。明美さんに賛同してもらった善久さんは57歳で早期退職し、2025年に「Bokko ひなた」をオープンした。地元の古民家カフェ「豆屋十六」を営む下吉さんは以前の職場の上司で、早期退職後に夫婦でカフェを始めた先輩でもある。善久さんは働き詰めで息子たちと遊べなかった分、今は日曜を休みにして孫と遊ぶ時間を確保している。
