アメリカ・トランプ大統領は13日、貿易相手国がアメリカの製品にかけている関税と同じ水準まで税率を引き上げる「相互関税」の導入を表明した。アメリカより比較的高い関税をかけている国が対象となる見通しで、今後180日間で国ごとの関税を調査した上で個別の対応を取るとしている。ホワイトハウス高官は記者団に対し、「貿易赤字が最も大きい国や、深刻な問題を抱える国から調査をする」と述べたほか、日本についても「比較的関税は低いが構造的な障壁が高い」と名指しで問題視した。トランプ氏は、相互関税は自動車なども対象になるとの考えを示している。