飼育技術や医療の変化で、動物園の動物の長寿化が進んでいる。福岡・北九州市の「到津の森公園」では80種類の動物を飼育しており、49歳のセイロンゾウや18歳のレッサーパンダなど、動物の高齢化が進んでいる。ヤギの「ヨウヘイ」は16歳と高齢で、数年前から関節炎が悪化しているため、飼育員たちがケアをしながら世話をしている。園内全ての動物の健康管理を担う二井綾子さんは、高齢のアムールトラの餌にメーカーと共同研究した漢方薬などを入れているという。また、高齢のゾウの近くの衰えによる怪我を防ぐため、檻越しのケアなどを心がけているという。ヨウヘイは寝たきりとなった後もSNSで発信するなど、老いた後の姿も見られるようになっていた。二井さん達が2時間おきに寝返りをさせるなどケアをし、ヨウヘイは17歳の誕生日を迎えたが、その後穏やかに息を引き取った。園には、毎日ヨウヘイの死を悼む人が訪れたという。
