阪神・中野拓夢に迫る。広い守備範囲は人呼んでエリア51。盗塁数はチーム2位。打率もチームトップで打線を牽引。しかし中野は「昨年自分の結果のせいでチームが負けてしまった、なんとか今年はやり返そうと思って」などと語り、強い危機感を持って臨んだシーズンであったことを明かした。昨シーズンの中野の打率はキャリアワースト。苦しむ中野を始動してきた和田コーチは、バッティングフォームが崩れているとみていた。この一年、和田コーチと二人三脚で一からフォームの見直しに取り組んできた。大きく変えたのが、構えた時のバットの高さ、今季は拳1つ分ほど低くなっている。最短距離でボールを叩くスウィングに修正し、無駄な動きが無くなり確実性が増した。無理に引っ張る打撃も減って、センターからレフト方向へのヒットの割合が大幅に増加。