NHKのニュースサイト「NHK NEWS WEB」から特集記事を紹介する。「つなぐ・ある教師の後悔」、阪神・淡路大震災から30年かかった一歩。京都市で行われた全国女子駅伝で兵庫チームのコーチを務めた渋谷優美さん。中学校で体育の先生をしている渋谷さんは震災で教え子を亡くし、ある後悔を抱き続けながら経験を子どもたちに伝え続けてきた。駅伝が近づいた今月、渋谷さんは30年ぶりに学校を訪れた。向かったのはあの日開けることができなかった扉の前だった。渋谷さんは「あのときはお別れできなくてごめんね」と30年経って一歩を踏み出すことができた。レース当日、兵庫の選手たちは特別なワッペンをつけて走った。レース後、渋谷さんはこれからも震災の経験を語り継いでいきたいと話していた。