各地で災害が頻発する中、政府はきょう防災庁の設置に向けて有識者会議の初会合を開く。事前防災の強化や避難所の環境改善などについて議論を進め、防災庁の具体的な役割や権限を固めたい考え。政府は災害対策を強化するため再来年度令和8年度中に専任の大臣を置く防災庁を設置する方針で、きょう、有識者会議の初会合を開き、検討を本格化させる。会議では地震防災が専門の名古屋大学の福和伸夫名誉教授をはじめ、研究者やボランティア団体の代表ら20人が事前防災の強化や避難所の環境改善、それに防災分野へのデジタル技術の活用などについて議論を進めることにしている。そして、夏をメドに施策の方向性を取りまとめ政府はこれをもとに防災庁の具体的な役割や権限を固めたい考え。