海上自衛隊では特定秘密の情報や潜水手当の受給などで違反や不正が多数発覚し今月12日、木原防衛大臣は新たな体制で立て直す必要があるとしてトップの海上幕僚長を交代させることを明らかにしていた。これを受け、きょう新たに齋藤聡海将が就任し酒井良海上幕僚長が退任した。東京・市谷にある防衛省では業務の引き継ぎが行われ、酒井前海上幕僚長が「刷新していただきたい。今後の海上自衛隊をよろしくお願いします」などと述べた。また先週公表された潜水手当の不正受給を巡り、防衛省はきょうになって不正の額が1000万円余り増えて総額でおよそ5300万円に上る可能性があると明らかにしている。