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「陳水扁」 のテレビ露出情報

台湾では九州ほどの面積に2300万人余りが暮らしている。1996年以降、中国にルーツを持つ国民党、台湾の独自性を訴える民進党が交互に政権を担っている。2019年、香港に対して強権的な姿勢を示す中国に批判が高まり、翌年の総統選挙で民進党の蔡英文総統が勝利した。中国は平和統一を掲げる一方で武力行使も辞さない考えで、経済面でも蔡英文政権に圧力をかけてきた。民進党が支持基盤となっている台湾南部では高級魚、ハタの養殖が盛んで、輸出先の9割が中国。2年前、中国がハタなどの輸入を突如として禁止し、地元は最大の顧客を失ったことになる。中国の圧力に対してどう対応するのか、台湾市民は決して一枚岩ではない。養殖業者の丁勇智氏は中国と対等な関係を望むなか、隣県の知事が中国の政府担当者と面会した結果、禁輸が続いていた農産物の輸出が認められた。知事は国民党に所属し、台湾の独立には反対するとの言質をとられたという。
台湾を代表する大手企業グループに法令違反があったとして、中国から85億円の罰金が課された上、台湾独立に反対すると釈明した。23年9月、台湾の企業経営者らが一同に会する催しが開かれ、そのなかに製薬会社の李芳信社長の姿があった。90年代から世界市場に進出し、中国に5つの工場を建設している。社長によると、中国への進出を決めたのは父親の意向で、経営を引き継ぐと、海外での事業を発展させてきた。2020年の台湾総統選挙では民進党に投票。同党の候補者、頼清徳氏の選挙集会に出席したが、李社長の心境は複雑だった。
23年12月、習近平国家主席は台湾市民へ連帯を呼びかけた。また、2035年に北京と台北を高速鉄道で結ぼうという計画が喧伝されている。中国側の呼びかけに台湾側が応じる動きもあり、中国は台湾の農家が中国で農園を開けるよう優遇措置も打ち出す。中国から船で30分の場所にある金門島では人民元が流通するようになり、中国側が水を供給している。国民党議員の陳玉珍氏は中国との密接な結び付きを重視すべきと考える。一方、蔡英文政権は防衛予算の増額を続け、自衛の要として半導体産業にも投資してきた。有権者のなかには国民党、民進党ではなく、第三極の候補に期待を寄せる人も。
養殖業者の丁勇智氏は海外とのビジネス経験が豊富な李孟居氏と面会し、両氏は中国政府の方針に左右されないよう、中国以外への輸出を思案した。李氏は19年に中国・深センで当局に拘束され、23年の夏、4年ぶりに台湾に帰国した。尋問中、身に覚えがないスパイ容疑の自白を強要され、その映像が報道された。帰国を果たしたものの、かつての職場からクビを言い渡され、中国と繋がりを持っていた知人との関係は失われた。製薬会社を率いる李芳信社長は中国に貿易拠点を残しつつ、中国の工場をすべて手放していた。目下、東南アジアやアメリカ、日本などを飛び回り、特定の国や地域への依存度を減らし、様々な国と協力関係を構築することが台湾を守ることに繋がると考える。
養殖業者の丁氏は香港への輸出ルートを確保したという養殖業者と面会した。中国によるハタの禁輸解除も無くはないといい、丁氏は一筋の光を見た。23年12月下旬、中国はハタの輸入を一部再開すると発表。問題解決に国民党が尽力したと強調しつつ、民進党が両岸の関係を破壊していると名指しで批判した。李孟居氏は中国との関係ばかりにとらわれていると、大切なものを失いかねないと危惧する。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年1月17日放送 0:35 - 1:25 NHK総合
NHKスペシャル(NHKスペシャル)
台湾では九州ほどの面積に2300万人余りが暮らしている。1996年以降、中国にルーツを持つ国民党、台湾の独自性を訴える民進党が交互に政権を担っている。2019年、香港に対して強権的な姿勢を示す中国に批判が高まり、翌年の総統選挙で民進党の蔡英文総統が勝利した。中国は平和統一を掲げる一方で武力行使も辞さない考えで、経済面でも蔡英文政権に圧力をかけてきた。民進党が[…続きを読む]

2024年1月14日放送 7:30 - 8:55 フジテレビ
日曜報道 THE PRIME(ニュース)
台湾有事が近付く可能性についてスタジオトーク。台湾総統選挙の結果は中国と最も距離を置きアメリカとの関係を重視する民進党の頼清徳氏が得票率40%で当選。蔡英文総統が前回の総統戦で獲得した投票率57%を下回る結果だという。得票率が伸び悩んだ要因の1つと考えられるのは民衆党の柯文哲氏の躍進だった。柯文哲氏は中国と対話するも依存しない姿勢を示しており若い世代の中間層[…続きを読む]

2024年1月13日放送 17:30 - 18:50 TBS
報道特集(特集)
きょう投開票を迎える台湾総統選。台北市の民進党本部前から日下部正樹が現在の様子を伝えた。医師から政治家に転じ、副総統を努める民進党・頼清徳候補。中国では独立派とみなされている。追いかけるのは国民党・候友宜候補。大陸にルーツを持つ国民党は中国との対話を重視している。戦後台湾では国民党による一党独裁が長く続いた。1990年代の民主化以降は、中国に融和的な姿勢を示[…続きを読む]

2024年1月12日放送 4:20 - 5:00 NHK総合
国際報道油井’s VIEW
明後日行われる台湾総選挙。バイデン政権は選挙後に非公式の代表団を派遣すると発表。詳細は明かされていないが、派遣されるのは民主党の元国務副長官であるスタインバーグ氏、元大統領補佐官のハドリー氏と見られる。どの候補が当選してもアメリカは超党派で台湾との関係を重視していく姿勢を示すと見られる。またこの代表団派遣は釘を刺す意味合いもあると見られ、民進党の候補者である[…続きを読む]

2023年12月18日放送 10:25 - 13:00 テレビ朝日
大下容子ワイド!スクランブル池上彰&増田ユリヤ徹底解説
民進党の頼清徳氏は台湾独立を全面的に出しすぎると票はどうなるのか?選挙になってからあまりそのことについて言わなくなっているという。台湾独立を言ってしまうと最近現状維持を臨む声が一番多いのでマイナスに映ってしまうことがある。独立か統一かという台湾の世論調査では6割の人が現状維持を希望している。また民進党の政権中に兵役が4カ月から1年に伸びたという事実があり、こ[…続きを読む]

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