きょうの為替について植野さんは、ドル円・予想レンジを149.00円~150.00円としきょうは明確な方向感はでないと予想。ポイントは、“日本の為替介入・建前と本音”とし、日本の為替政策を所管している鈴木財務大臣は、為替レートの特定の方向や水準をターゲットにしていない、あくまでもファンダメンタルズからかい離した過度の変動を抑えるのが狙いとしているが、昨年の秋に政府が円買い介入を実施した際、年初から30円以上円安が進んだことを理由にしていたが当時のドル円は日米長期金利差に概ね連動しておりファンダメンタルズからかい離した印象はなかったなどとし、実際の政策運用をみるとそうは見えないとし、本音では水準も意識しながら円安を一方的に警戒しているように見えるなどと解説。そのことから為替介入の防衛線について建前通りならば介入に踏み切る理由はないが、本音では150円以上の円安を嫌う傾向にある超えた場合介入の可能性が高まりやすいとコメント。植野さんは介入の有無に関わらず150円を超えたあたりで息切れしドル安・円高局面に転じるとのべた。