先週木曜の日銀の植田総裁の「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」との発言で円相場が5円以上も急騰し一時141円台で4カ月ぶりの円高水準となった。翌金曜に発表されたアメリカの雇用統計が経済の底堅さを示す結果となりドルの買い戻しが進み円相場は145円近くまで下落した。専門家の木内氏は「植田総裁の個人的な発言 意見が出たという風に思うし市場の反応は行き過ぎた」としている。年末にかけては今週開かれる米FOMCや来週の日銀金融政策決定会合が控えていて今後については「アメリカ日本ともに年内は金融政策の変更の動きはないということだと思う。観測としてはアメリカと日本の金融政策が逆方向を向いていくという見方が残り結果日米金利差が縮小するという見方から円高ドル安の流れになっていくのでは」などと話した。