矢作さんの経済視点は「リビジョン・ショック」で、「8月21日に雇用統計の年次改訂の暫定値が公表される。2024年3月時点の雇用者数が対象。昨年は暫定値ベースで合計30万人程度の下方修正があった。雇用統計の数値にすぐに影響が出るわけではない。失業保険のデータを見るとやや下方修正が出やすい。21日に年次改訂の暫定値を契機としたリビジョン・ショックによって市場センチメントが悪化する事には注意」などと話した。村松さんの経済視点は「単純化に注意」で、「米国の景気後退がよく聞かれる。原因となったのは失業率が上昇してサーム・ルールが点灯した。しかしサーム・ルール=景気後退ではない。逆イールドの解消も一時的に起こった。景気後退の前に起こるとされているが統計的に観測されただけで経済的な裏付けがあるわけではない。円高に振れるとキャリートレードが解消されるなど極端な単純化した議論が目立つ。経済やマーケットは複合的で複雑に織り交ざるもの。単純化しすぎるのはリスク」などと述べた。