きょうはアメリカ1月ADP雇用報告が出る。今週末の雇用統計の参考指標になると言われている。みずほ証券・大橋英敏さんがスタジオで解説。大橋さんは「昨日出たJOLTSも含めてだが、雇用統計に向けた前哨戦。1月の雇用統計は波乱があるのではといわれている。ロスの大規模火災、南部の大寒波の影響があると言われている。非農業雇用者数が下押しされるようなコンセンサスになっている。雇用統計の年次改訂が、1月の雇用統計から反映される、必ずしも雇用が強くないとのコンセンサスに傾き、短期的に金利低下、ドル円の下落を引き起こす可能性がある意味で注目している。利下げの織り込みが早くなる可能性が高いものとして注目している」などと述べた。野村アセットマネジメント・石黒英之の解説。石黒さんは「今日は8時半に毎月勤労統計出てくる。前回24年の11月分が4ヶ月ぶりにプラスに転じたことが示すように緩やかではあるが実質賃金のプラスも見えてきているのではないか。春闘で2025年度も2024年度並みに高い賃上げとなると実質賃金のプラスの定着がいよいよ現実味を帯びてくるのではないか。国民が真に賃上げの恩恵を享受するにはやはり手取りを増やす税制面のサポートが重要になると思う」などと述べた。