長崎県の雲仙・普賢岳の大火砕流から33年。発生した時刻に併せて黙とうが捧げられた。島原市では大火砕流が発生した午後4時8分にサイレンが鳴らされ、黙とうが捧げられた。33年前のきょう発生した大火砕流では、地元の消防団員や報道関係者など43人の命が失われた。島原市の仁田団地には犠牲者の名前が刻まれた追悼碑の前に献花台が設けられ、古川隆三郎市長や警察や県の職員ら、約50人が花を手向け、静かに手を合わせた。古川市長のコメント「日本一の自主防災組織をつくっていくことが、私たちが今、課された使命だと感じています」。地元の高校生も訪れ、追悼の思いを込めて折った千羽鶴を捧げた。