- 出演者
- 竹内香苗 伊集院光
オープニング映像。
今日のテーマは新型事業承継。2023年の企業の後継者不在率は61.09%で入山章栄は「かなり深刻で、特に中小企業の承継者が不在となっている。承継者はいるが後を継がないケースもあるが、そもそも承継者がいないケースもあり、黒字でも不在の為に廃業になる会社が増えてきている。」などと話した。
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山口県山口市にある三笠産業では、野菜パウダーの生産や農薬の製造・販売など多岐に渡って事業を手掛けており、売上高は44億円。社長の唐澤宏誌さんは去年2月に外部から社長へ就任したという。
山口県では後継者不在率が全国12位の60.3%となっている。2019年に山口フィナンシャルグループは傘下に山口キャピタルを設立し、事業承継に悩む企業と経営者志望の人材を繋ぐマッチングサービスを始めた。山口キャピタルが取り組むサーチファンドでは、経営者候補のサーチャーが投資家を自ら探し、支援を受けながら経営したい企業を捜す仕組みとなっており、現在はサーチャー300人が登録されている。これまで実現した事業承継は8件で、多岐の業種で中国地方が中心となっている。
事業継承について入山章栄が解説。承継者不在の選択肢は廃業、M&Aなどがあるが、M&Aだと不採算事業から撤退したり雇用を守れない問題が発生する為、サーチファンドで都市部から経営志願者に来てもらい企業を継承し、会社を存続させ後継者が経営し融資先が残るという仕組みになっている。
神奈川県青葉区に会社を起こした山田教博さんは、これまで外食産業を皮切りに卸やメーカーとこれまで食品メーカーの仕事に従事してきた。現在従業員は山田さん1人で、仕入れから販売と全てを担当している。長崎県諫早市にあるPINCH HITTER JAPANは、アジア急成長企業ランキングで149位、日本企業部門38位と急成長を遂げている。会社そのものではなく事業の一部から売買するのが特徴で、これまで買い取った事業は700件に上る。価格帯は100万~1000万が中心で、売りてにとってはスピーディーな資金化が可能。売買する事業はネット通販サイトや飲食店など多岐に渡り、自転車や工具など過剰在庫の一括買取も行っている。
物の売買から事業の売買に展開した吉岡拓哉氏は「買収希望者が個人間でやり取りをした数字は信憑性がなかったところを、事業をプロが買取査定を行ったというエビデンスを付けることで、我々が意思決定をしやすいように資料ベースで提示出来るようになった。回転率が重要で、事前に買収希望者が登録するシステムで、平均買取から売却まで1.4か月で実現出来ている。」などと話した。マッチングについて入山章栄は「こういう新しい仕組みによりマッチングで事業承継の問題が日本で解決される兆しがあることに希望を持てた。」などと話した。
伊集院光は「最近、デブネタが時代的に使いづらくなってきており、切り離そうと思っているので、使いたい人がいれば大学ノートに起こすのでPINCH HITTER JAPANに買い取ってもらいたい。」などと話した。
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