島根県雲南市を走るJR木次線。遮断器も警報機もない第4種踏切に山陰エリアではじめてゲートが設置された。JR西日本が開発した踏切ゲート-Lite。この踏切はバーを押すと速やかに踏切から出られるしくみ。事故の危険性が指摘されている第4種踏切に設置を進めている。2年前、鳥取県のJR境線で男子高校生が第4種踏切で列車にはねられ死亡。国も第4種踏切の廃止や第1種踏切への改良を勧告していたが、費用面が大きなネックとなっていた。そこでJR西日本が導入をはじめたこの踏切ゲート-Lite。設置にかかる費用が第1種に改良するよりも10分の1以下ですみ、工事もわずか2時間で完了する。去年10月から中国地方の22ヵ所で設置。安全面でも大きな効果が期待できるという。JR西日本によると第4種踏切が多い中国地方を中心に2025年度末までに約220ヵ所へ整備する予定だという。