古くからシラウオ漁が盛んな霞ヶ浦はおととしまでの3年間、毎年の水揚げ量が青森県の小川原湖に次ぐ全国2位の産地で、中でもこの時期から捕れるものは「寒曳きシラウオ」と呼ばれ、もっともおいしいと言われている。きょうも夜明け前から60隻ほどの船が出て、このうち茨城県行方市の伊藤一郎さんは引き網漁で約35キロを水揚げした。透き通ったシラウオがいっぱいに入ったバケツを船から降ろしたあと、作業場で水洗いするなど出荷の準備を進めていた。この中ではAI=人工知能を搭載した機械を使って鮮度も確認され、けさのシラウオは最高の評価で生食用として出荷されるという。霞ヶ浦のシラウオ漁は、ことしいっぱい続き県内のほか都内などに出荷される。