障害があっても学びたい、伸びていきたいという気持ちは必ずある。河島淳子医師は、それを信じて諦めないかぎり希望があるという。教え子の1人、石村嘉成さんの療育を描く映画「新居浜ひかり物語 青いライオン」が公開され、河島医師の療育が注目される中、河島医師は急逝した。生前、嘉成さんの活躍や映画化について、本当に大きな希望になると話していた。河島医師の信念は受け継がれている。初めは静かに座っていられなかった男児も、4か月後には漢字を学習できるようになった。母親は「社会の中で生きていける子になるように頑張って育てていきたい」と語った。