青ヶ島沖の深海で熱水噴出孔が見つかり周辺の岩石には高濃度の金が含まれているのがわかっている。しかし回収にはコストがかかりすぎるため手をつけられていなかった。今回海洋研究開発機構とIHIの研究グループが採取に活用したのが藻。金を溶かした水に藻を加工したシートを入れると藻の性質で金を吸着させた。研究グループは熱水噴出孔付近に2年近く置いていたシートを回収し分析の結果シートには最大1トンあたり20グラムの金が吸着していた。しかし今回の採取方法では1回の潜航で約700万円のため採算は合わないと考えられている。研究グループは同じ方法で温泉から金回収に挑戦をしている。