海外協力隊が初めて派遣されたのはラオス、これまでに延べ1110人が活動してきた。首都・ビエンチャンでは海外協力隊60周年を記念した式典が開催された。式典には隊員やラオス政府の関係者らが出席した。ラオス・トンサワン外相は「日本の海外協力隊は両国民の間で教育・スポーツ・農林業・観光・貿易などで知識の発展と交流に不可欠な役割を果たした」と述べた。隊員第1号で58年ぶりにラオスを訪問した大西規夫(84歳)は「感慨無量」と話す。農家に生まれた大西は高校卒業後に農業を学ぶために渡米、アメリカの若者が海外ボランティアに高い関心を持っていたことに刺激を受けて24歳の時に海外協力隊に応募した。大西は日本の田植え方式を導入、今ではこの方法が広がり収穫量が増加した。今回、大西は現役隊員との交流も行った。菊地友輝(33歳)はラオスの柔道連盟の選手たちを指導している。ラオスではスポーツ事業の予算が限られている。元自衛隊の柔道選手だった菊地は「選手の技術レベルをあげて欲しい」との要請を受けて派遣された。菊地は日本の支援で建てられた道場を拠点に活動しラオス代表選手の強化にあたっている。
