まず枝を全部切り落とす。胴綱というロープで体を幹に巻きつけながら登っていく。枝を切り落とすポイントに着くと下からチェーンソーを上げて解体開始。重たい枝だと2トンはあるという。他の木から伸びたツルが絡まっていることで予定通りの方向に落ちない場合がある。ツルを丹念に切り落とす。幹を切断する回数が増えると空師の負担が大きくなるため協議の結果、6mずつ3つの塊に切り分けることが決まった。しかしその分、重量が増え落下したときに割れるリスクもある。空師は大きなコブがある部分を見つけコブと一緒に落とすことで強度を高めて割れないようにした。思わぬ方向に倒れないよう慎重に切断していく。15分後、6トンもの幹を切り落とした。その後も空師による作業が続き難関ミッション大成功。切り出された木は1年かけて乾燥させ木材として有効活用される。