来月2日から始まる「青森ねぶた祭」を前に、青森市の青い海公園にあるねぶた小屋では、今月上旬から大型ねぶたを台車に乗せる台上げが続々と行われている。今年、ねぶた師小財龍玄としてデビューする、陸上自衛隊の小財覚2等陸曹が手がけた大型ねぶたが台上げされた。自衛隊の隊員およそ30人は小財さんの指示のもと、5つのパーツに分かれたねぶたをそれぞれ持ち上げ台車に針金でくくりつけた。そして、作業開始からおよそ1時間後に、迫力たっぷりの色鮮やかなねぶたが完成した。北方守護・玄天上帝と題されたねぶたは北の方角の守り神・玄武が震災や厄災を抑え込む姿がダイナミックに表現されている。小財さんは「無事に台上げに間に合わせることができるのか、プレッシャーが多かったがとりあえずほっとしている」などと話した。