青森県民の中でじわじわと人気が出ているステッカー。青森県には全国的に知られる温泉地から地元の人でにぎわう銭湯まで数多くの施設がある。人口10万人あたりの一般公衆浴場の数は日本一、温泉地数も全国5位。風呂道具を車に常備する人が多いといわれている。独特の文化に着目したステッカーを企画した青森県庁の職員。発案したのは観光政策課の三上悠維さん。自らデザインしたステッカーを去年試験的に無料で配布。SNSなどで話題になり商品化を希望する声が寄せられたことから県内の温泉施設が中心となって商品として売り出されることになった。青森市にある創業64年の昔ながらの銭湯。厳しい経営が続いている。ステッカーのような話題のグッズを作れば利用者が増えるのではないかとTシャツなどの販売準備を進めている。先月13日に行われたシンガポールの学生の歓迎会。ステッカーは海を越え、6000km近く離れた国にまで届くことに。ステッカーの売り上げの一部は県内の銭湯などが加盟する組合に寄付。県内30の入浴施設や土産店などで販売されている。