少しずつ涼しくなってきて、もう少しすると恋しくなってくるのがおでん。今年はおでんには欠かせない具材が値上がりしているそう。昭和初期から商店街に店を構える昔ながらの練り物店では、じっくりきつね色に揚げた自家製のさつま揚げも名物の1つだが、今、悩みの種が具材の仕入れ値などが軒並み値上がり。中でもあおりを受けているのがおでんの主役の大根とタマゴ。大根は以前と比べ仕入れ値が倍以上になっている。ただ、店の努力で1つ100円を維持しているという。タマゴは今年に入り泣く泣く値上げした。食卓にも影響が出ている。青森県産の大根Mサイズが279円。大根の卸売り価格は先月に比べて1kgあたり20円ほど上がっている。理由は夏場の猛暑と雨不足。農水省などによると、主力産地の北海道や青森で高温障害や干ばつなどによって、出荷量が減ったためだという。店では少しでも安い大根を提供するため、傷んだ部分などがカットされたワケあり大根を市場から仕入れて95円で販売していた。一方、タマゴは担当者によると、これから年末に向けてタマゴの需要が高まり値段の高止まりが続くとみているが、店では毎週水曜日にタマゴの特売を開催し、安く提供しているという。大手コンビニ・ファミリーマートでは、毎週金曜日限定でタマゴを20円引きで販売。物価高が続き消費者の節約志向が強まる中、身近なタマゴなどの食品を値引きすることで、集客を狙っているという。
