きのう積雪が12年ぶりに5メートルを超え、記録的な大雪となった青森市酸ヶ湯。弘前市では大雪のため、弘南鉄道で線路の排雪をする車両が動けなくなる事態になった。各地で鉄道の運転見合わせになるなど、雪が交通に与える影響は生活に直結する。線路の除雪作業を行っている「ラッセル車」。青森県黒石市のホームに止まっていたのが、現役国内最古で今年96歳の車両。ラッセル車は雪を線路の外に押し出すウイング、線路の間の雪をかきわけるフランジャーなどの機能を備えて、時速約25キロで除雪していく。朝8:30線路上の雪が多く危険だということで、稼働要請があった。操作するのは歴22年の伊原さん。黒石駅から弘前駅への約16キロを1時間20ほどで除雪するラッセル車、除雪が遅れれば本線の運行状況に遅れが出るため1分1秒を争う。車両を止め、スコップを手に外に出ていく伊原さん。踏切の信号機の周りや無人駅のホームの雪かきを行う。今季の稼働は21回目、平年に比べて多いとのこと。
住所: 青森県青森市柳川1-1-1