高市総理の就任後初めて、日中首脳会談が行われた。韓国の大統領との首脳会談では笑顔を見せ、国旗にお辞儀をする姿が話題になったが、習近平氏との対面では軽く会釈したのみで席に移動した。高市氏は会談の冒頭で、「日中間には様々な懸案と課題もございますが、それらを減らして理解と協力を増やして具体的な成果を出していきたい」と述べた。総理になる前から中国に毅然とした対応を取ってきた。おととしIAEA総会に出席した際は「中国が科学的根拠に基づかない発言をした」などと強く牽制していた。中国側は警戒感を抱いていた。しかし高市氏が靖国神社の参拝を見送ったことや日米首脳会談での発言で、今回の会談に踏み切ったものとみられる。約30分の会談後、取材に応じた高市氏は「習主席には地域と国際社会の平和と繁栄、この責任を果たしていくべきだと働きかけをした」などと述べた。一方、尖閣諸島を含む東シナ海問題などについて懸念を伝えたとしている。習主席は、歴史を鑑とし未来へと向かうという政治的合意を実行すべきだという異例の注文をつけたという。また村山談話に言及し、この精神を発揚すべきだと釘を差した。
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